トピック
    ETH 2.0流動性ステーキングについて
    bybit2024-10-23 19:28:35

    イーサリアムのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)は、イーサリアムトークンの保有量と、担保としてどの程度「ステーキング」するかに応じて、だれが次のブロックを検証するかを決定するコンセンサスメカニズムです。イーサリアムネットワークでバリデーターになるには、最低32 ETHをステーキングする必要があります。ただ、このプロセスでは多額の金銭的なコミットメントだけでなく、堅牢なハードウェア機器やノード運用コストをカバーするための追加資産も必要になります。また、スラッシングやアンステーキングの待ち時間に伴う強制決済リスクなど、固有リスクも存在します。

     

    これらの課題を認識し、BybitではETH 2.0流動性ステーキングサービスを導入しました。この革新的なソリューションによって、ステーキングプロセスが簡素化され、お客様はわずか0.1 ETHから参加することが可能となります。Bybitがミント処理を実施するため、お客様はオンチェーンアクティビティやガス料金への対応から解放され、イーサリアムのステーキングがより多くのトレーダーにとって利用しやすいものになります。



    関連資料

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    ETH 2.0流動性ステーキングのメリット

    流動性ステーキングプロトコルは、従来の方法よりも適応性が高く利用しやすい代替手段を提供することで、イーサリアムステーキングの幅広い普及に大きく貢献してきました。主なメリットは以下のとおりです。

     

    流動性の向上:流動性ステーキングでは資産の流動性が保たれるため、お客様は資金をロックすることなく、取引したり、DeFi活動に参加したりできます。

     

    アクセシビリティと参入のしやすさ:流動性ステーキングでは、32 ETH(最低必要額)未満でもステーキングに参加でき、お客様の幅広いネットワークへの参加を促します。

     

    柔軟性と利便性:流動性ステーキングは、バリデーターノードの面倒な管理に悩まされずに報酬を獲得できる便利な方法を提供しています。

     

    収益の分散化:流動性ステーキングトークンにより、お客様はさまざまなDeFi戦略に参加することで、収益を分散できます。






    BybitのETH 2.0流動性ステーキングのしくみ

    BybitのETH 2.0流動性ステーキングは、2つの異なるプロトコルの流動性ステーキングをサポートしています。Lido FinanceとMantle LSPです。

     

    ETHをステーキングしてstETHを取得

    ETHをステーキングしてmETHを取得

    プロトコル

    Lido Finance:Lido Financeはイーサリアム上の分散型プロトコルで、ETH資産をステーキングし、ステーキングしたETHを表すstETHトークンを受け取ることで報酬を得ることが可能で、流動性と柔軟性を提供しています。

    Mantle LSP:Mantle流動性ステーキングプロトコル(LSP)は、イーサリアムL1上に展開され、Mantleが運営しているパーミッションレス、ノンカストディアルのETH流動性ステーキングプロトコルです。Mantle Staked Ether(mETH)は、価値を蓄積するレシートトークンとして機能します。

    ETHをステーキングする

    お客様がETHをステーキングすると、Bybitのシステムが1:1の比率でstETHに自動的にミントします。ミントされたstETHはその後、お客様の資金調達アカウントに入金されます。

    ETHをステーキングすると、Bybitのシステムが交換レートに応じてmETHに自動的にミントします。ミントされたmETHはその後、お客様の資金調達アカウントに入金されます。


    mETHの交換レートの調整や、オンチェーンステーキング額の変動などの要因により、実際に受け取るmETHの金額は予定額と若干異なる場合があります。

    ステーキングの処理時間

    15分~30分

    受け取った流動性トークンでできること

    • stETHの日次利回り:BybitアカウントでstETHを保有すると、stETHの保有量に応じて日次利回りを受け取れます。stETHの保有量が多ければ多いほど、償還時に受け取れるETHも多くなります。


    • 担保として利用する:stETHは統合取引アカウントで担保として利用できます。

    • 現物取引:Bybit現物市場でstETH通貨ペアの取引も可能です。


    • 出金:BybitからstETHを出金できます。ただし、出金した場合、出金当日の利回りは受け取れませんのでご注意ください。

    • mETHの価値の上昇:価値を蓄積するmETHは、ステーキングしたETHと発生した報酬に対するお客様の所有権を表し、mETHとETHの交換レートは徐々に上昇します。mETHの価値が高まるほど、より多くのETHに償還できます。


    • 担保として利用する:mETHは統合取引アカウントで担保として利用できます。


    • 現物取引:Bybit現物市場でmETH通貨ペアの取引も可能です。


    • 出金:BybitからmETHを出金できます。

    報酬の獲得

    9:00〜翌日8:59(日本時間)の間に、現物、資金調達、および統合取引アカウント(更新済み場合)のスナップショットが1時間ごとに記録されます。記録されたすべてのスナップショットのうち、最も少ない金額が有効なstETHの金額となります。


    ETH 2.0流動性ステーキングはサブアカウントでは利用できませんが、サブアカウントに保持されているstETHの額は1時間ごとのスナップショットに含まれることに注意してください。

    該当なし

    流動性トークンの償還

    お客様はいつでもstETHをETHに償還可能です。システムにより、stETHは1:1の比率でETHにミントされます。ETHは正常に処理された後、お客様の資金調達アカウントに入金されます。


    償還リクエストが送信されると、その分のstETHに対する利回りは受け取れなくなるのでご注意ください。

    お客様はいつでもmETHをETHに償還可能です。システムにより、mETHは交換レートに応じてETHにミントされます。ETHは正常に処理された後、お客様の資金調達アカウントに入金されます。



    mETHの交換レートの調整や、オンチェーンステーキング額の変動などの要因により、実際に受け取るmETHの金額は予定額と若干異なる場合があります。

    償還の処理時間

    5〜7営業日


    配布予定日はLidoの出金キューに基づいており、出金予定日に変更があった場合は遅れる可能性があります。


    最新の配布予定日は、ETH 2.0注文ページをご確認ください。

    1〜10営業日


    配布予定日はMantleの処理速度ならびにオンチェーンキューとセキュリティに基づいており、払い戻し予定日に変更があった場合は遅れる可能性があります。


    最新の配布予定日は、ETH 2.0注文ページをご確認ください。

    関連資料

    https://lido.fi/faq 

    https://docs.mantle.xyz/meth 





    ETH 2.0流動性ステーキングの詳細については、以下の記事をご参照ください。

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